「め」でたい

この世界の片隅で

窮鼠はチーズの夢を見る 感想

正直、私みたいな日本語が下手で、人生経験も浅い大学生がこの映画の感想を書く事にとても躊躇してしまいますが、この映画への気持ちを整理したくて残したいと思います。

 

ただただ大倉くんと成田くんの演技に引き込まれた。そこに大倉忠義成田凌の姿はなかった。

幸せと苦しみに溺れる恭一と今ヶ瀬がいた。

最初は今ヶ瀬を拒んでいた恭一、だんだんと自分の気持ちに気づいていく過程に"怒り""苦しみ""哀しみ""戸惑い""喜び"の感情が彼の全身にあらわれていた。それからなにより、私は今ヶ瀬に凄く感情移入してしまってずっと苦しかった。

 

苦しくて、幸せ、ポスターのキャッチコピーのまま。そんなシーンが何度も何度もあって心が張り裂けそうだった。

 

今ヶ瀬、可愛かった…………。

 

本当の女心があった。

 

それから印象的だったのは2人がお互いの気持ちに気がついてカップルらしくなってからの世間の反応が明確に表現されていたシーン。本当の自分を曝け出すことにどれだけ勇気のいる世界なのか、性別なんて関係なくて、人として好きってどういうことか、素直に好きって言えずに、好きな気持ちを押し込んで生きてる人がこの世界にどのくらいいるんだろうって考えてしまうようなシーンだった。


こんなにも『幸せ』と『苦しさ』と『愛』がストレートに表現された映画は初めてだった。

 


大倉くん、成田くん、本当に素晴らしい作品をありがとう。

 

映画公開、本当におめでとうございます。